クリーンテック福島が選ばれる理由とは?解体工事における自社完結型のワークフローと迅速な意思決定のウラ側
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福島県いわき市で創業より50年以上の歴史を誇る有限会社クリーンテック福島。解体工事を主軸に、地域のインフラに貢献してきました。
今回、弊社でリブランディングのお手伝いをさせていただいたご縁で、常務取締役の会田直広さまにお話を伺いました。インタビュアーは私、代表の磯上です。
有限会社クリーンテック福島
「有限会社クリーンテック福島」は、福島県いわき市で50年以上の歴史を持つ解体工事の専門業者です。 長年の経験と実績に基づき、地域に根ざした安全で確実な解体工事を提供しております。
アスベスト調査から廃棄物処理まで、解体工事に関するあらゆる工程をワンストップで対応。お客様に安心と信頼をお届けするため、法令順守を徹底し、日々技術の向上に努めています。
解体を主軸に、幅広いニーズに一貫対応
磯上
会田さん、本日はよろしくお願いします。まずはじめに、御社の事業について簡単に教えてください。
会田
はい、よろしくお願いします。
簡単に説明すると、もう本当に解体工事をやらせていただいておりますと。
あとは、産業廃棄物の収集運搬業をやらせていただいてるのと、いわき市の一般ごみの収集運搬の許可を得ておりますので、そちらのゴミの片付けを。それと、許可だけにはなってしまうんですけれども、不動産業も業務として展開することが可能な状態ですね。そのような会社にはなっております。メインは解体ですね。
磯上
なんと、不動産も。ちょっと深くそこをお伺いしたいんですけど…
会田
なんて言ったらいいですかね。やはりその解体のニーズって様々だと思うんです。
本当に最も一般的なものですと、「シンプルに壊す理由があって建物を壊していくこと」だと思うんですけど、その背景にあるものとして、建物建てる目的ですとか、あとは土地を売る、そんなことがありますよね。あとは本当に相続されて処分するですとか、いろんな目的があると思うんです。
しかしながら、このいわき市の市場であるならば、人口自体は減っているというところ。あとは、新築着工件数って減ってきているんです。
磯上
なるほど、そうなんですね。
会田
ええ、さらに言うならば、不動産屋さんの取引件数、売上高っていうものも、震災後に比べますとやはり減ってますよね。
何が言いたいかっていうと、シンプルに解体する需要ってもしかしたら減ってきてる可能性があるなって思うんです。そういった中で、 解体以外の様々なニーズやお悩みに関しても視野に入れて提案できるようにする。
それが解体へつながるニーズ喚起であったりだとか、それ以外の付加価値を作れるのかなっていう思いで許可の取得や法に関する勉強に真摯に向き合っています。
自社完結だからこそ、適正価格で高品質・スピーディーに
磯上
ありがとうございます。そうしたら早速なんですけど、御社の強みの部分を改めて会田さんの口からお聞きしたいなと思います。
せっかくなので、「解体工事」と言う部分に焦点を当てて。
会田
はい。まずは「自分たちで工事を開始して、自分たちで最後まで決めきることができる」ところが1番の強みかなと思っております。
木造の建物から始まって、プレハブの小さい小屋も壊したりしますし、建物によってはコンクリート造の3階建てとか4階建て、5階建てぐらいも行けますね、完全自社完結型の施工で。
磯上
外部委託や資材のレンタルがないってことですもんね。
会田
はい。幅広い案件に関して、自社で施工ができるっていうのは1番の強みだと思ってます。
よりお客様に適正な価格で工事提案ができておりますからね。
実際に解体って言っても、ただ壊すだけではなくて、今の時代であるならば、解体をする前のアスベストの事前調査が必要でしたり、あとは分析調査をしたり。
会田
それと解体前の官公庁への提出書類。その辺り全部基本的には対応しています。最初から最後まである程度対応していると。
あとは大型案件も対応可能です。やはり機械を豊富に揃えておりますので。
磯上
御社の資材置き場に重機がバーっと並んでいる様、うちのスタッフと一緒に足を運んで感動しました。
会田
これも結構強みだと思っています。機械が豊富に揃っているので、案件対応の幅や、騒音対策の選択肢が広がったり、幅広い工事に対応できるのかなという風に思っていますね。
磯上
現場で度々拝見しましたけれど、PC350という重機は、地域でも中々保有していること自体珍しいんですよね。
会田
そうですね。KOMATSUさんのPC350っていうのは、やはり大きな解体用の重機なんですけど、 それを保有することで、実際に工事の幅もどんどん広がってきたなっていう実感はあります。
磯上
その1台で中々普通じゃできない施工が可能になる、と。
会田
はい。PC350って、そもそもどんなのかっていうと、本当にざっくり言うとですよ。
総合的なパワフルな力があるって言ったらいいのかな。要は高さもあるし、力もあると。
ですので、高層の建物も壊せますし、大きなコンクリートの塊の基礎の撤去に関しても活躍してくれます。
うん。普段使用しているクラスの重機よりも明らかに早い施工を実現できますので、工事に幅だけでなくスピード感ももたらしてくれますよね。
磯上
そうか、先ほどの自社一貫対応にもつながってくると思うんですけど、金額面以外にも工事のスピード感、迅速さ、っていう恩恵もあるわけですよね。
会田
はい。うちの組織づくり、価値づくりは最終的にその案件・お客様にとって、最適な方法、1番良い方法を取れるってことなんです。
一般廃棄物と産業廃棄物の収集運搬も許可がある状態で可能ですしね。
そのぐらいの機械があるのは本当に強みだとは思っています。
「今までにない解体の営業マン」への挑戦
磯上
会田さんは取締役であり、営業も担当されていますが、「営業」ということに関してはいかがでしょうか?
会田
私は入社して7年目を迎えます。入社当時、「今までにない解体の営業担当になる」と決めたんですよ。そうすることによって、必ず会社はもっと利益が上がって、自分ももっともっと豊かになれるんじゃないかって。
磯上
今までにない。
会田
そう。じゃあどういう風に営業をしていこうか、ってなった時にですね。
建設業界って皆様の想像以上に法律がめちゃめちゃ細かいんです。ルールが事細かにある特殊な分野なんだと思い知りましたので、そこは本当に勉強しました。
磯上
会田さん、色々な資格をお持ちですよね。
会田
やっぱりそこは前例のない営業マンということですので、建設の資格にとどまらず、行政書士の試験を受けて合格するだとか、宅建を取るだとか、それはかなりプラスに作用しているのではないかと思っています。
磯上
法律家の営業マンなんて聞かないですもんね。解体の営業スキルがあって法律知識もあって。
会田
こうやって、業界のデータ調査をするための開示請求も自分でやっちゃいますからね。
磯上
おかげさまで、ウェブを作る時の地域特性あたりの理解を深めるのに、会田さんに取得いただいたデータがとても役立ちました。わかりやすくグラフ化もしていただいて。
会田
なんだろうな、今思えば。法律勉強は法を守るためだけでなくて。もちろん、法律を守るっていうものは大前提であるんですけれども、法律家って法をうまくこう使いこなせるじゃないですか。
磯上
確かに。ドラマなんかでもうまく使って逆転劇に導いたりしてますよね。
会田
すごく大雑把な例えですけれども、「法律的には義務なのか・任意なのか」ってすごく大事ですよね。義務であるならば必ずやらなければならないけれども、それが努力義務・任意だったらやらなくてもいいわけじゃないですか。それをしっかりかみ砕いて、やる必要があるのか・ないのかっていうのを正しく自分で判断できるので。わからないから役所に聞くっていうスタイルはもうほぼないです。
磯上
すごい。これまた先ほどおっしゃられた施工のスピード感に繋がりましたね。
会田
多分そこだと思いますよ。解体の営業マンとしての法律勉強や資格取得、これが自分の中で1番効いたなっていうか。ターニングポイントじゃないですけど、そんな営業はいないんじゃないかって。
磯上
そもそも、法令を遵守しない、というのはどんなパターンなんでしょうか。
会田
実際に見聞きした例ですと、アスベストの事前調査を行わないで工事をやってしまって、というのは。
磯上
どういった結果をもたらすのでしょうか。
会田
行政の立ち入りが入ってきて、現場が止まっただとか、やっぱり今でも聞くことはありますね。あとは、例えば行政規定の看板が出ていないとか。本当にそんなところから始まって。
ルールを守らないと安全のみならず、工期がやっぱり伸びますので、最終的にお客様にご迷惑をおかけしてしまいます。
時流に合わせ人材育成、地域とともに成長する
磯上
今後の展望ってどうでしょうか?
会田
やはり人、 人の採用ですよね。なかなか人が入ってこない。今はベテランの皆様に支えられているような状況っていうのもありますから。
今後の会社の課題としては、新しい人たちを採用して、 長く働いていただいて、これが本当に30年、40年経っても大丈夫な会社にしていかなければならないなっていう風には思っています。
磯上
もしかしたら興味のある方も見ているかもしれません。どういった人に来て欲しいな、というのはございますか?
会田
それはもう、仕事も遊びも本気になれる人が良いなと思いますね。うんうん。やっぱりそこが1番なんじゃないかと私は思います。 遊ぶために本気で仕事をして、そして、本気で遊べば仕事だってまた本気で頑張れると。そのような夢、目標、欲のある方に来ていただきたい会社です。
磯上
本当に風通しの良い組織なんだろうな、と強く感じます。
会田
そこはやはり、社長じゃないですか。うちの社長ってね、考えさせてくれるというか。自分でやっぱり考えて、そういった主体性を尊重してくれる。そんな会社なんじゃないかなって。好き勝手やらせていただいたので。
磯上
社長はじめ、みなさん穏やかで、僕が言い出したことも一生懸命に聞いてくれて、本気で助けてくださった。この空気感をちゃんと表に出して採用と集客により繋げていきたいなと、僕もこれからの課題として大切に抱えています。
会田
うんうん。もうチャンスがゴロゴロゴロゴロ転がっている会社ですから。やったもん勝ち。頑張った人が正当に評価される会社ですので。いろんな頑張り用のあり方もありますので。
会田
私も100年後は生きてないと思うんですよ。でもやっぱり100年後、会社としてあり続ける会社ってかっこいいじゃないですか。でも人は変わっていく。人は変わっても、やはり会社の考えだとか思いとか、あとは信念が変わらなければ、その会社はその会社であり続けられるじゃないですか。
今ちょうどそこを専務とも話していて、そこをしっかり固めて、見える形にして。
磯上
その点も今後強化してきますので、ご協力よろしくお願いいします!
会田
ありがとうございます!
ですので、頑張っていただいているホームページだとか、広告だとか、SNSっていうのはすごい大事なんじゃないのかなっていう風に思ってますね。
やっぱりそこのネットの力っていうのはもう必須なのかなと。兵庫県知事選挙でも思い知らされましたよね。人を採用するにしてもそうですし。仕事を取るにしてもそうですし。うんうん。あとはブランディングを進めていく上でもやはり必須なのかなって。よろしくお願いします!
磯上
会田さん、お忙しい中、貴重なお時間を割いてインタビューにご協力いただき、ありがとうございました!