「モノも情報も広告も消費されすぎている」

あらゆるものが過多になった昨今、
様々な物事が休まることのない速度で
移ろうようになりました。
皆が何かに追われ、理論武装し、
極論が脚光を浴びる。
そんな情報社会にたまらない焦りと
切なさを感じるようになりました。

人々の注意喚起を過剰に引くような誇大広告。
マーケティングに振り切れたコンテンツ。
デジタル領域で完結した気になってしまうような体験。

どんどん消費することが
なんだか当たり前の世の中になりました。
そんな中で本来、
デジタル領域を職域とする私たちこそが
「心」や「体験」をもっと大切にすべきであると考えています。

関わってきたお客様はみな、
長い時間をかけて知恵や技術を培い、
様々な苦難を乗り越えて
誰かの未来に想いを馳せるような
方々ばかりでした。

そんな想いにこそもっと向き合いたいと
この消費の渦からもっと独立化させたいと
誠身勝手な考えではありますが
いつからか強く思うようになりました。

私たちの制作を通じて、
お客様の創出するものが使い手にとっても
お客様自身にとっても
愛着を育めるものであるように。
そういったデザイン制作にこだわります。

血の通ったモノづくりを通じて、
人の優しさを広められるような
小さなきっかけになれることを願って。